- 所 在 恩納村恩納(那覇空港から1時間30分)
- 水 深 -5~-40m
- 風 向 き 南東~東
- 透 明 度 20~30m
- 難 易 度 中上級者
- ト イ レ なし
- シャワー なし
- エントリー ビーチ(岩場、サンゴ)
- 見 所 サンゴ、ドロップ、マクロ
- 陸の方向 90度
ポイント情報
ホ―シューの隣にある「ウドゥイガマ」はあまり潜られていないポイントです。外国人のバディはちらほら見ますが、情報がほとんど出ていないこともあってか日本人で潜っている場面に遭遇したことはありません。何があるのか知らないダイバーもかなり多いはず。なのできっとお役に立てると思います。ちなみに名前はエントリーの近くに「ウドゥイガマ」があるので私が勝手にそう呼んでおります。
「ウドゥイガマ」は一時期かなり通いました。というのもこの付近にとある洞窟があるのではないかと踏んでいたからです。それに関しては別の記事で出します。ただ、おそらくシークレットで出すのではないかと・・・。洞窟なので。そしてホ―シューとは違って、ビーチからエントリーできるという手軽さからもよくお世話になりました。ここの見所は40mはあるドロップ、-20mまである縦穴そしてキンギョハナダイの群れです。さらに壁沿いにはウミウシも豊富。カマスが群れていることもあります。特にキンギョハナダイは圧巻。ここ以上に多い場所を本島周辺では知りません。本当に綺麗です。それが安全停止中に見れるのですから楽しいっちゃありゃしません。
駐車場
ウドゥイガマ、ホ―シューの駐車場所は同じです。週末には柵の外の農道に綺麗に整列された車をよく見ます。ここも恩納ポイント同様、地元住民の生活道路なので道をふさがないように縦列駐車で止め、機材のセッティング、着替えも車と縦に並んで行うようにしましょう。
注意事項
- 時に激流になります。
- サンゴがびっしり生えています。干潮時は特に注意しましょう。
- ドロップは40mまで落ちています。途中で休憩できる場所も少ないのでしっかり中性浮力が取れる状態で行きましょう。
ルート案
- アウトリーフまで満潮時は泳いで、干潮時は歩いて行きます。距離にすると250mほど。特に干潮が近いとリーフの中でも、泳げる部分と歩かないといけない部分に分かれて面倒です。またサンゴもたくさん生えています。
- ドロップまで来たら潜降。最初は気持ち北側で潜降し、壁沿いに南下していくのが良いと思います。私がメインに書いているエリアは泳いでいると明らかに地形が出っ張っているのでわかりやすいと思います。
- 出っ張っている先端、30m付近には「ピグミーシーホース」がいます。ほかにもピグミーの住むヤギがいくつかあります。個人的にはさらに下の斜面も気になっています。「ヤシャハゼ」とかいないかなあ。
- ピグミーで一番深度を取り、ここからは少しづつ浮上していきます。深度を上げつつも壁沿いを見るとたくさんマクロな生き物たちがついています。
- 縦穴の出入り口が-20m付近にあります。ここに入って上を見上げると・・・。亀裂から見える太陽の光は本当に綺麗です。是非覗いてみて下さい!!
- 壁を楽しむ、もしくは広く周りに群れがいないか確認しながら、➅は安全停止の場所です。ここはキンギョハナダイの群れが本当に綺麗です。ほかにもキホシスズメダイも居たりと、私もトップクラスに好きな場所です。
- 陸の角度は、90度。しかしこれはあくまで陸の角度。エントリー場所の角度は75度になります。しかしあまり北側を向きすぎるとホ―シュに寄っていきますので、90度で帰って、顔を上げてからエントリー場所まで向かうのが安全です。
見れる生き物
アカウミガメ、アオウミガメ、ハナゴイ、キンギョハナダイ、ピグミーシーホース、クマドリカエルアンコウ、タテジマヤッコ、ヒレナガヤッコ、アカモンガラ、アオギハゼ、ヒメアオギハゼ、ゾウゲイロウミウシ、ユキヤマウミウシ、キスジカンテンウミウシ、各種ウミウシ、など
ウミガメ情報
ウミガメ遭遇率は高めです。特に水深10mより浅い場所で見かけることが多いです。しかしこのポイントは40m級のドロップがあるため、ウミガメに気を取られていると知らないうちに水深が下がっているということがあるので注意が必要です。そしてこのポイントは私が唯一「アカウミガメ」を見たことがある場所です。本当周辺ではアオウミガメ、タイマイ、アカウミガメの順で個体数が多いです(個人の感想)。
コメント
深いドロップのあるこのポイントは上下左右に広く探索するのが難しいです。深い場所にはあまり行ってなかったので、沖に何があるかは不明な部分が多いです。その代わり横には広く泳いでおり、それこそ1ダイブで恩納ポイントからホ―シューまで泳ぎ切ったりも。広く見てきましたが、その中でもこのポイントのキンギョハナダイの群れは群を抜いて凄いです。しかし面白いのが、隣接する場所であってもキンギョハナダイが群れているところがあれば、キホシスズメダイが群れている場所があったり、カスミチョウチョウウオが群れている場所があったり、はたまたシコクスズメダイが群れていたり。なんでこんなに住み分けがされているのだろうと不思議に思います。またそれだけでなく、カマスの群れや、グルクマの群れ、アジっぽい魚の群れなど横に泳げば様々な種類の群れが見れるのもこの付近の特徴だと思います。一転壁に張り付けばマクロも充実。身近にある割にはあまり潜られていないのでまだまだ発見がたくさんあるはずです。