【沖縄本島中部】ホ―シュー
【沖縄本島中部】メンキュー

- 所 在 中城村
- 水 深 -1m~-5m
- 風 向 き 西風
- 透 明 度 1m
- 難 易 度 初心者から
- ト イ レ なし
- シャワー なし
- エントリー ビーチ(階段)
- 見 所 泥地
ポイント情報
ここは私が潜ったシュノーケルポイントの中でもトップクラスに意味の分からないポイント。中城湾で唯一ビーチエントリーした場所で、想像通りの透明度の悪さに加え、沖縄では珍しい、磯臭さが特徴のポイントです。初めて行った時は原付ダイブを始めたばかりであまりの透明度の悪さに怖気づいてしまい、ほぼほぼ何もせずにエグジットしました。行ったという証拠だけが残っていような場所なので正直情報としてはめちゃくちゃ薄いです。ポイントと言ってよいかすらも微妙😅それでもせっかく潜ったことのあるポイントなので出してみました。ある意味これもポイントの情報としては貴重なものになるのではないでしょうか。まあおおよそ誰が見ても何もないことは予想がつくとは思いますが、それを事実を持って書るのは当サイトだけだと思います。
名前の由来はエントリー場所の近くに「沖縄綿久寝具㈱」があるからです。私も原付で一度行っただけなので駐車できるかは不明ですが、一応停めれそうな場所はあります。万が一行くときはご自身の目でお確かめください。m(__)m
そんなメンキューですが、当時よりも経験を積んだ今ならもっと面白い発見があるんではないかと勝手に思っています。もう一度くらいはじっくり潜ってみたいポイントではあります。
駐車場
「まるとくヤード」の道沿いには駐車できそうです。私が原付で行った時はここに停めました。
注意事項
- 透明度が悪いです。透明度が悪いと恐怖心増し増しです。
ポイント解説

①海藻&塊状サンゴ地帯
沖縄で海藻が生えている場所は東海岸に多くあります。ここも例外ではありません。しかしここは+αで塊状サンゴも多数。サンゴの周りをじっくり探せばさまざまな生き物がいるかもしれません。
②リーフエッジ
リーフエッジは少し大きな岩がゴロゴロしています。透明度が悪いことが関係しているのか、アカマツカサも外で泳いでいたのを覚えています。またここで見たリボンスズメダイは汽水域の濁った場所に生息するらしく、私自身ほかの場所で見た記憶はありません。まあ濁った場所で探せばいるのでしょう。ウメイロモドキの幼魚も綺麗でした。
③泥地
水深4mほどと浅いのでスキューバで行くには全く向いていません。私が行った時は透明度が悪すぎて数回潜って何とか「イトマンクロユリハゼ」を見ただけでした。本当に時間があるときにもう少し広く探索してみたいものです。
見れる生き物
ルリスズメダイ、リボンスズメダイ、ウメイロモドキの幼魚、アカマツカサ、イトマンクロユリハゼ、など
イトマンクロユリハゼ リボンスズメダイ アカマツカサ ウメイロモドキ メンキューの海 透明度の確認
ウミガメ情報
情報が薄いので不明ですが、おそらく遭遇率は極めて低いでしょう。
過去ログ集
【沖縄本島南部】大度浜海岸(プール)
【沖縄本島南部】大度浜海岸
【沖縄本島中部】ウドゥイガマ
【沖縄本島南部】大度浜海岸(水路)
水中マップ.jpg)
- 所 在 糸満市大度(那覇空港から30分)
- 水 深 5~25m
- 風 向 き 北西~北
- 透 明 度 10~20m
- 難 易 度 中上級者から
- ト イ レ 有り(無料25台・有料)
- シャワー 有り(有料)
- エントリー ビーチ
- 見 所 地形(アーチ、ドロップ)
- 陸の方向 355~360度
ポイント紹介
その昔ジョン万次郎が上陸したことから「ジョン万次郎ビーチ(ジョン万ビーチ)」とも呼ばれる大度浜海岸は、リーフの中は多様なサンゴとカラフルな魚たちを楽しむことができ、リーフの外は壮大な地形が広がっています。夏は観光客がリーフ内で海水浴を楽しみ、季節を問わず満潮にはサーファーが集まる場所でもあります。今回は特にリーフの外側についてご紹介します。
南部だと一番潜られているであろう地形ポイント。駐車場が完備され、東屋もあるので器材のセッティング、水面休憩には困りませんが、難点はエントリーポイントまでの長い道のり。潜降場所までの水面移動も長く、スキューバを楽しむ前にかなり体力を削られるポイントです。さらにこの大度浜海岸の水路はタイミングが悪いと強烈なリーフカレントが発生します。しかしそれらの苦難を乗り越えてでも見るに値する地形が広がっています。至る所にアーチがあり、ここを潜ろうか、あっちを潜ろうか。何度でも違うコース取りが出来るので飽きることはありません。さらにこのポイントは沖縄本島では最大級の「ハマサンゴ」があります。U.F.O.のような形をしていることから「U.F.O.岩」とも呼ばれますが、最近は崩れていきつつあります。何万年とかけてできた造形ですからいつまでも残っておいてほしいものです。
さてこのポイントは中上級者向けと書きましたが、中性浮力は必須です。慣れるまでは迷路のような地形に迷子になることも多いです。リーフカレントも含めこのポイントは知っておいた方が良いことがたくさんありますので存分に紹介したいと思います。ちなみに実際に潜ると水中マップ以上に複雑な地形が広がっています。それでもキーになる部分は描いているつもりなので少しは参考になるかと思います。
駐車場

駐車場は大度浜海岸のすぐそばに2つあります。1つは25台ほど駐車できる無料の駐車場で、もう1つは有料で1回300円必要です。夏は観光客でほぼ満車になります。また満潮の時間帯はサーファーも集まるので、無料駐車場は季節を問わず満車になります。
注意事項
- リーフの外はたいてい波が立っています。ベタなコンディションの時はほぼないと思ってください。
- 水路はリーフカレント多発地帯です。
- 似たような地形が並ぶので迷子にならないようにナビゲーションはしっかりしましょう。
- エントリーまで足場は悪いです。砂地では足をとられ、岩場ではコケが滑り、サンゴ礁はトゲトゲしています。
- 満潮前後2時間ほどはサーファーも集まります。
- 干潮になると水路付近で釣りをする人もいます。釣られないように注意しましょう。
リーフカレントに関しては以下の記事も一緒にどうぞ↓↓
ルート案
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- 水路を抜けてドロップまで来たところで潜降。潜降場所よりも西側に「ピサの斜塔」や「U.F.O岩」があるとイメージしてください。クレバスのようになっている地形の間を縫うように、壁に沿って東へ泳いでいきます。途中小さなにトンネルがありますが、結構狭いので通る場合は引っかからないように注意してください。ちなみにトンネルを抜けた先は縦穴になっているのですが、そこは入り口が3か所あるので狭い場所を通らなくても到達できます。
- 壁沿いを縫うように泳いでいると広い砂地に出ます。この時点で-20mほど。広場へ出たら今度は砂地を横目に地形に沿って西へ泳ぎます。右手に壁がある状態です。すると小さなキノコのような岩が見つかるはず。これが見つかればすぐ近くに、先の縦穴へ通じる入り口があります。キノコ岩まで来たらU.F.O岩は目の前です。
- 徐々に全貌があらわになるハマサンゴに驚嘆すること間違いなし。ハマサンゴの下は過去にネムリブカの目撃情報もあります。まあ地形ポイントなのでどこで休んでいても特に驚きはしません。U.F.O岩はハマサンゴのトップで-15mほどです。周りを見ると徐々に崩れつつある様子が見てとれます。
- カクレクマノミも-15mほどに暮らしています。説明が難しいですが、ハマサンゴから少し沖に見える根へ向かって泳いでみるとバッタリ遭遇したりするかもしれません。
- カクレの後はまたしても地形の間を縫っていきます。うまくいけばクレバスの隙間を通っていけますので探してみて下さい。行き止まりなら引き返せばよいだけです。
- 一通り楽しんだら陸の方向へ向かいます。ドロップ沿いもよく観察してみると丸い穴があったり、クレバスの入り口があったりします。
- 「ピサの斜塔」と「クマノミマンション」は一目瞭然です。丁度水深も-5mほどなので楽しみながら安全停止が出来ます。後は360度真北に向かえばおおよそOK。慣れるまでは途中で顔を出して場所を確認した方が確実ですね。特に干潮の時は釣り人がいる場合もあります。逆に干潮の時は水路の場所が分からなくなります。海況がよろしければ長い水面移動になりますが、大度浜海岸であれば全然許容範囲です。
見れる生き物
アオウミガメ、ネムリブカ、マダラトビエイ、カクレクマノミ、ハマクマノミ、カマスの群れ、アオギハゼ、ブッシュドノエルウミウシなど
アオウミガメ マダラトビエイ カクレクマノミ カマスの群れ U.F.O岩(ハマサンゴ) キノコ岩 ピサの斜塔 ハマクマノミ チャッピー岩 トンネル出口 大度のアーチ 大度のアーチ 横穴 大度の地形 大度の地形 スネ夫岩 沖の砂地 海から見た水路
ウミガメ情報
大度浜海岸アウトリーフでのウミガメ遭遇率は高め。潜降後地形の中を楽しんでいる時に出会うことは少ないですが、広く泳いでいるとかなりの確率で出会います。個人的には水路からプール側へ回ってみると遭遇率高めです。
コメント
大度浜海岸の地形は、地形をヒントに場所を把握する良い練習になります。小さなものでも特徴をとらえて覚える練習をしていれば、ほかの地形ポイントに行ったときでも大いに役に立ちます。で、ここでのナビゲーションのコツですが、私はいつもU.F.O岩を起点に考えます。自分がU.F.O岩の東西どちらにいるかを考えておくと、地形を楽しんだ後におおよそ地形に沿ってU.F.O岩に向かえばあとはそこから「ピサの斜塔」に向かうだけです。
地形もまだまだ未開拓の部分が多数あります。アーチ・トンネル・洞窟・縦穴。探せばなんでも見つかるはずです。私も気になっている場所がたくさん。こんなに手軽に冒険心を満たせる場所はなかなかありません。なにか面白い地形があれば是非とも教えてください!!もっと水中マップの精度を高めていきたいと思っています。
最後に沖出しについて。私も何度か沖出ししていますが、これと言って大きな発見はありません。途中でカメに会ったり、マダラトビエイに会ったり。その反面地形に大きな変化があるわけでもなく、珍しい生き物がいるわけでもなく、ハナゴイがめちゃくちゃ群れているわけでもなく。それなら潜降後の地形を隅々まで探検する方が個人的には楽しいです。1つ沖出しする際の注意点を書いておくと、絶対にコンパスをセットしておくこと。いや、言うまでもなく普通のことなのですが、大度浜海岸の水路側は案外水深の変化が少ないうえに、砂地に大きな根がいくつかあるだけで地形の変化も乏しく、リップルマークも大して使えないので頼りになるのはコンパスしかありません。この時に体内のコンパスもしっかり保っておかないと疑心暗鬼になり、かなり不安になります。大度浜海岸は海況によってはエグジット場所も限られますので特に注意が必要です。