名前
ツルガウミウシ
Paradoris tsurugensis
観察地
鳥取県(城原海岸)
紹介
体地色は乳白色が多いが、桃色の個体もいる。特に桃色の個体は吸着跡のような模様が浮かぶ。個体の色に寄らず背面には黄金色のプツプツが散在する。
外套膜周縁は乳白色
触角は根元が乳白色、先端にかけて茶色になる。
二次鰓は茶筅のようにふんわりしている。根元が乳白色、上部は昆布出汁のような色になる。
コメント
鳥取県にて初めて確認したウミウシ。鳥取のウミウシ論文にも掲載されておらず、インターネット上でも情報は少ないです。写真のほとんどは大瀬崎で、他は水俣や八丈島の情報がありました。大きな種でそれなりに個体数居るのでスルーされているのでしょうか。
同じく鳥取の城原海岸で撮った個体です。こちらは乳白色の個体。吸着跡が影のよう散在しています。外套膜周縁が黄金色で縁取られているのは、他のネットの写真では見かけませんでした。しかし鳥取で見つけた個体は全て同様の特徴があります。地域差だとは思うのですが、ここから別種に分かれたりすると面白いですね。(8月、城原海岸、水深1m、大きさ180㎜)
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