名前
サラサウミウシ
Goniobranchus sp
観察地
鳥取県(城原海岸)
紹介
体地色は白色。背中は赤い網目状の模様がある。外套膜周縁は黄色い線で囲まれ、その内側は薄い白い斑点が無数にあり、所々に赤色の斑点がある。
触角は赤色。白点が多く入る。
二次鰓は半透明の白色。軸は赤色。
コメント
鳥取では「アオウミウ」「シロウミウシ」についでよく見ます。比較的小さな個体が多く、10㎜前後の個体をよく見ます。触角はグミに酸っぱいパウダーをまぶしたようで美味しそうです。
沖縄では「チリメンウミウシ」をよく見ていましたが、てっきり同じウミウシで異名があるだけだと思っていました。しかし実際に写真を撮るとその違いはハッキリ分かります。
網目模様はクレープ生地のような香ばしさがあります。卵焼きでも良いな。ちゃんと撮れば綺麗に映るウミウシと気付いた今日この頃。やっぱり赤紫色の触角と二次鰓が綺麗で見とれてしまいます。(城原海岸、7月、-1m、15㎜)
せっかくなので比べてみましょう。沖縄にいた時に崎本部で撮った「チリメンウミウシ」です。こちらの方が網目模様の範囲が広く、触角の色も橙色に近いです。40㎜ほどの個体で結構大きくなりますね。よく見ると所々に噴火跡のようなものがあります。今まで気づきませんでしたが、ふとしたことから気になっていろいろ繋がっていくものですね。
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