名前
クロシタナシウミウシ
Dendrodoris arborescens
観察地
鳥取県(城原海岸、熊井浜)、兵庫県(的形)
紹介
体地色は黒色。
外套膜外套膜周縁は肌色。時たま赤みの強い個体や白色の個体もいる。
触角は黒色。先端は外套膜周縁の色と同色になる。
二次鰓は黒色。先端は外套膜周縁の色と同色になる。
名前の歯舌を持たないことに由来。歯舌とはヤスリのようなもので、ウミウシは歯舌を使ってカイメンなどを食べる。「クロシタナシウミウシ」とは「黒色の、舌の無いウミウシ」ということである。
コメント
鳥取では普通に見れるウミウシです。単体でいるよりかは、数匹で集まっている姿をよく見ます。そのため鳥取でウミウシ探しをしている時は「またお前か」と言いたくなるウミウシです。笑
触角がピンっと立っている個体。「犬神家」的な。体に対して大きめの二次鰓を持っている個体がをよく見ます。庭のペチュニアがこんな感じで咲いてたなあ。(8月、城原海岸、水深1m、大きさ60㎜)
的形で撮った2個体は、外套膜は白色多めで鳥取で見るものと少し違います。環境は泥地、透明度の低い暗めな場所で撮っているので色が抜けているのでしょうか。最初見つけた時はよく似た別のウミウシだと思ったのですが、それぐらい違って見えました。(4月、的形、水深2m、大きさ30㎜)
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