ミヤコウミウシ


ミヤコウミウシ
ミヤコウミウシ

名前

ミヤコウミウシ
Dendrodoris krusensternii 

観察地

鳥取県(城原海岸、イガイトリゼ)

紹介

体地色は茶色から紫色までバリエーションが多くある。背面には透明感のある白色のイボ状の突起が並ぶ。イボ状の突起の間には青色の斑点が散在する。この斑点の縁は黒色になる。
外套膜周縁は白色、もしくは紫色。紫色の色帯に白色の斑紋が入ったり、白色と紫色が交互に縁を囲ったりと、模様のバリエーションは多くある。
触角は体地色と同じ色で先端が白色になる。
二次鰓は体地色と同じ色。イボ状の突起と同じ色になる個体も多数いる。

幼体と成体では個体差が大きい。

コメント

 初めて見たのは「イガイトリゼ」でのスキューバダイビング。沖縄にいたころから密かに狙っていたウミウシした。沖縄ではレッドビーチでの目撃例が多く、泥地を好むウミウシなのかと思っていたのですが、鳥取ではがっつり海藻にくっついていました。

ミヤコウミウシ
ミヤコウミウシ

 その後8月に入ってからはミヤコウミウシの幼体が多数出現。いずれも黄色いカイメンの上に留まっており、2~3個体で固まっていました。背中のイボ状突起はCGイメージ図のようなリアルさがあります。(8月、城原海岸、水深4m、大きさ3㎜)

 写真はありませんが、9月に入って潜りに行ったときには少し成長した個体を見かけました。幼体が居た場所よりも沖、そしてカイメンの上ではなく岸壁に隠れて海藻に擬態していました。

登場ブログ

鳥取 スキンダイビング ログ92
鳥取 スキンダイビング ログ91
イガイトリゼ スキューバダイビング ログ191

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