第3回 セルフダイビングの表と裏


セルフダイビング
セルフダイビング

前回までにセルフダイビングってどんなものなのか、そしてスキルについて書きました。今回はセルフで潜ることの表と裏。要するにメリット・デメリットですね。(すみませんタイトルが長くなるので回りくどい言い方で💦)これを読んでもらえればセルフダイバーが何を思ってセルフで潜っているのかが分かってもらえると思います。

メリット

スキルが身に付く 

 自分のことは自分でしないといけませんから、ガイドさんに手取り足取り助けてもらうのとはわけが違います。ダイビングの上達具合はセルフダイビングをしている方が早いです。

②低コスト

 セルフダイビングは器材さえ持っていれば、沖縄では1本500円から楽しむことが出来ます。ショップだと2本ボートで1万円越えは当たり前ですから破格の安さです。

ガイドの凄さが分かる

 ショップを使うとプロと潜ることになります。ガイドとしてポイントを深めていますのでそこにどんな生き物がいるかを把握しているわけですね。これはセルフで数本潜ったぐらいではなかなかできないことです。

④楽しみ方は無限大

 プラン、ルートは全て自分仕様にアレンジできます。好きな生き物にまるまる1本費やすことも出来ますし、極端な話ひたすら水中で浮遊感を楽しむだけというのも問題ありません。ダイビングの楽しみ方は人それぞれです。

デメリット

①器材

ショップを利用する際は器材のレンタルがありますが、セルフは基本マイ器材です。そもそも器材の貸し出しをしてくれる場所はそう多くありません。初期投資は必要ですが、継続して潜るのであれば、一度買えばその後は500円から潜れます。

②事故の責任

セルフダイビングは全て自己責任です。自分の出来ることを見極めながらダイビングをすることが重要です。しかしガイド付きのダイビングの場合も同じで、ダイビングは基本自己責任だと思っています。ガイドがいるからついていくだけで良いではなく、やはり自分のことは自分で管理出来ているとより安心ですね。

③ローカルルール

沖縄の場合、特に注意すべきローカルルールは見当たりませんが、伊豆などで潜るときは細かく決めてあるので潜る前に必ず確認が必要です。

④バディの確保

ショップで潜れば一番少なくともガイドとの2人バディになります。しかしセルフの場合、最初はバディを見つけることから始まります。セルフ人口がそもそも多くないので、信頼できるバディを見つけるまでが一苦労です。とは言えやはりバディ探しの楽しさというものもありまして、これは書けば長くなってしまうので別で記事を書きますね。

⑤効率が悪い

ガイドさんは海のプロですから、最大限海の楽しみ方を知っています。生き物や地形など、1本で最大限そのポイントを楽しむのはセルフではなかなかできないことです。逆に言うと分からないところからいろいろ探す開拓感がセルフの醍醐味ですね。

まとめ

 何事もメリット・デメリットを見たうえで判断したいものです。セルフダイビングがあまりされていないというのは、ここで書いたデメリットに通じる部分が多いです。自分で何でもできる分責任も付いてきます。しかし、楽しみの幅は無限大。たくさんのバディと出会えればその分だけ知っている海が広がっていくはずです。そろそろ数100本潜ってきたという方は一度セルフも視野に入れてみてはいかがでしょうか。