ダイビングの地形

 ダイビングの楽しみ方はいろいろあります。魚やウミウシといった生き物、水中での浮遊感、ダイナミックな地形などなど。上げればきりがありませんが、今回は「地形」についての記事です。ダイビング中に見れる地形の説明と沖縄のサンゴ礁について解説します。特に沖縄のサンゴ礁については後日あげる予定の「エントリーとエグジット」にも関係してきます。

目次

  • ダイビングの地形
    1.根
    2.アーチ
    3.オーバーハング
    4.クレパス
    5.ドロップオフ
    6.洞窟
    7.ホール
    8.エアドーム
  • 沖縄のサンゴ礁
    1.リーフ
    3.イノー(礁池)
    4.タイドプール
    5.干瀬(ヒシ、礁原)
    6.リーフエッジ(礁縁)
    7.リーフギャップ(水路)
    8.その他(裾礁、堡礁、環礁、スロープ)
  • 地形を楽しむ

ダイビングの地形

 ダイビング中に出会う地形をまとめました。基本的には沖縄本島周辺で見ることのできる地形をまとめています。

1.根

根

 一番基本的な地形。海底から隆起する大小様々な岩やサンゴ礁のこと。根の周辺にはさまざまな生き物が暮らしています。特にサンゴ礁では平行に何本もの根が伸びる独特の地形をしている場所もあります。おおよそすべてのポイントで見ることが出来ます。

2.アーチ

アーチ
アーチ

 水中にかかる橋のような地形。潜って楽しむことが出来ます。浅場にもあるのでスキンダイビングでも潜って遊ぶことが出来ます。大度浜海岸やアポガマ、ウドゥイガマなど多くのポイントにあります。

3.オーバーハング

オーバーハング
オーバーハング

 岩の一部がつきだしたような地形。また大きくえぐれているような地形。オーバーハングの下は海の生き物の隠れ家となっています。ミノカサゴ系の危険生物がすんでいることもあります。頭上には注意しましょう。奥武島やオーバーヘッドロックで見ることが出来ます。

4.クレバス

クレバス
クレバス

 溝や亀裂が入り谷になっている地形をクレパスと呼びます。左右に壁が反り立ちますが、頭上は開いています。迷路に入ったかのような感覚に陥り、泳いでいるだけでも楽しめます。アポガマや大度浜海岸、山城海岸などで見ることが出来ます。

5.ドロップオフ

ドロップオフ
ドロップオフ

 浅い場所から深い場所で一気に落ちる断崖絶壁のことです。水深5mから40mまで落ちるようなポイントもあります。潮通しの良い場所が多く、大物も回遊してきます。間に休める場所がないので中性浮力が必須です。ホ―シューやホ―シュー北、残波岬などで見ることが出来ます。

6.洞窟(ケーブ)

洞窟
洞窟

 海の中でぽっかり空いた穴の内部が空洞になっている地形。光が完全に遮断される地形もあり、ライトを持っていないと周りが全く見えないこともあります。特殊な環境でのダイビングは冒険感が満載。光が差し込む場所は神秘的です。洞窟の内部には夜行性の生き物が住んでおり、また違った生態系を見ることが出来ます。トンネルのようになっている場所もあります。大度浜海岸や山城海岸、サザンリンクスなどで見ることが出来ます。

7.ホール

ホール
ホール

 洞窟内に円形の広場があり、ドーム状になっている地形を特に「ホール」と呼びます。宮古島では数ポイントありますが、本島周辺では「ドリームホール」と「ミニドリームホール」がこれに当たります。

8.エアドーム

エアドーム
エアドーム

 洞窟の先にある空気の溜まった場所をエアドームと言います。エアドームのあるポイントではダイビング中に一度浮上することがあります。洞窟内は静寂で、時折外の波の音が聞こえてきます。エアドーム内の水面は淡水が混じっているので「ケモクライン」が発生しています。本島周辺では「辺戸岬ドーム」と「トライアングルホール」がこれに当たります。

沖縄のサンゴ礁

地形の説明
地形の説明

1.コーラルリーフ
 サンゴ礁のことを「コーラルリーフ」と呼びます。単にリーフと呼ばれることもあります。 

3.イノー(礁池)
 干潮時に外海と切り離されてプールになっている部分を「イノー(礁池)」と呼びます。中にはカラフルな魚が住んでおり、干潮時には波がシャットアウトされるので安全にシュノーケリングも楽しめます。水深も浅い場所が多いので安心です。

4.タイドプール
 イノーよりも小さな範囲で外海と切り離されたプールになっている部分を「タイドプール」と呼びます。イノー同様にさまざまな生き物が住んでいます。イノーよりも生き物の逃げる範囲が狭いので写真を撮るには良い環境です。

5.干瀬(ヒシ、礁原)
 干潮になると干上がる部分を「干瀬」と呼びます。中途半端な潮位だと歩くのが大変です。

6.リーフエッジ(礁縁)
 リーフの終わり、外海と面するサンゴ礁を「リーフエッジ」と呼びます。ここは波がぶつかって砕ける場所なので海況を見極めないと近寄れません。一気に深くなることが多いので注意が必要です。

7.リーフギャップ(水路)
 リーフの切れ目のことを「リーフギャップ」と呼びます。リーフギャップでは沖へ向かう強い流れ(リーフカレント)が発生していることがあります。正しく遊べば楽しいですが、下手をすると沖の方まで流されてしまいます。リーフカレントは幅が狭いので、流れに対して横に泳げば抜け出せます。干潮向かいの時間帯は注意が必要です。

8.その他(裾礁、環礁、堡礁、スロープ)
 「裾礁」は島の周りを縁取るようにサンゴが発達します。沖縄ではこのタイプのサンゴ礁しかありません。これが発達し海の中にサンゴが沈んでいくと「堡礁」になります。サンゴ礁は海底とつながったまま島との間に水域が生まれるようになり、この海域を礁湖(ラグーン)と呼びます。さらに海面上昇が進み,真ん中の島は完全に海面下に沈んでしまい,周りのサンゴ礁のみが輪っか状に残ると「環礁」になります。
 スロープはなだらかな坂道になっている地形です。特に特筆すべき地形ではありませんが、当サイトでもポイントマップに地形として登場しているのでご紹介。

地形を楽しむ

 地形は何億年もかけて作られています。特に海の中には陸上では見ることのできない地形が多数あり、そこを重力から解放され縦横無尽に泳ぎ回るのは本当に楽しいです。クレバスを抜けて、アーチを潜って、次はどんな景色が見れるのだろ。単純な地形であってもワクワクドキドキ出来るのはダイバーの特権です。
 日本だと地形ポイントが集まるのは「宮古島」。ここの地形はなんでも揃って何でもあり。地形派なら一度は潜りに行きたい場所です。ダイナミックな地形に圧倒されるのも良し、太陽の光とのコラボレーションを楽しむのも良し。特に太陽の光は地形があるからこそ映えます。時間帯や天気によっても見える景色が変わってくるのも楽しみですね。なんてことを書いていると地形にまみれたくなってきました!!

広い海の中で小さな出会いを楽しむのも良いですが、たまにはただ単に地形に圧倒されてみて下さい。

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