- 所 在 糸満市大度(那覇空港から30分)
- 水 深 5~25m
- 風 向 き 北西~北
- 透 明 度 10~20m
- 難 易 度 中上級者から
- ト イ レ 有り
- シャワー 有り(有料)
- エントリー ビーチ
- 見 所 地形(アーチ、ドロップ、クレバス)
- 陸の方向 355~360度
ポイント情報
那覇空港から車で30分。糸満市大度にある「大度浜海岸」はジョン万次郎が上陸したことから「ジョン万次郎ビーチ(ジョン万ビーチ)」とも呼ばれ、夏には観光客であふれる人気スポットです。初夏にはウミガメが産卵に訪れる場所でもあり、今なおありのままの自然が残った場所です。
この大度浜海岸には大きく分けて3つのポイントがあります。その中でも一番ルートが確立できているポイントが「大度プール」です。リーフの中にあるプールからトンネルを抜け、水路の間を泳ぐ地形は、本島のビーチエントリーポイントでもトップクラスに面白いです。しかし、海況を正確に読まないと簡単に痛い目に会います。特に遠くから見ると大したことのないように見える波でも、いざ近くに行くとかなりの大きさになります。またこのポイントは波が立っている時は普段とは違った流れも発生します。サーファーも多いポイントですから、知っておいた方が良いことがたくさん。このポイントの見所と役に立つであろう情報を併せてお届けします。なお水中マップはスキューバ用に主な地形しか書いていません。水面から見るともっと地形に起伏があり、水深によっては水中マップ通りにはなっていないのでご注意ください。
駐車場
駐車場は大度浜海岸のすぐそばに2つあります。1つは25台ほど駐車できる無料の駐車場で、もう1つは有料で1回300円必要です。夏は観光客でほぼ満車になります。また満潮の時間帯はサーファーも集まるので、無料駐車場は季節を問わず満車になります。
注意事項
- リーフの外はたいてい波が立っています。ベタなコンディションの時はほぼないと思ってください。
- プールの周りが荒れていると不規則な流れになっています。
- 似たような地形が並ぶので迷子にならないようにナビゲーションはしっかりしましょう。
- エントリーまで足場は悪いです。砂地では足をとられ、岩場ではコケが滑り、サンゴ礁はトゲトゲしています。
- 満潮前後2時間はサーファーも集まります。
- 干潮になると水路付近で釣りをする人もいます。釣られないように注意しましょう。
ルート案
- 第3プールで潜降。最終的に帰って来る場所です。水深10mまで下がり、最初は西側にあるトンネルから第4プールへ向かいます。
- 東側トンネル。入口は水深10mにあります。入口は狭いですが、中は開けており、天窓から射す光は本当に綺麗です。中は水深12mまで下がります。出口のシルエットも綺麗で、ここだけでも見所たくさんです。
- 第4プール。スキューバでは綺麗なプールになっているのですが、スキンで上から見る分には微妙です。東側の壁沿いに進んでいくとクレバスが現れます。
- クレバスは人が1人通ることのできる幅です。道なりに進みます。クレバスを抜けると・・・。
- クレバスを抜けると「大度ロータリー」が現れます。クレバスを抜けた先に見えるこの場所は白い砂地が綺麗です。お気に入りの場所です。ここから様々な方向へ進むことが出来ます。
- 大度ロータリーからはクレバスを通ってアウトリーフへ出て行きます。
- アウトリーフに開けて場所。連続するクレバスやトンネルはここまでです。以降は水深も深くなっていくのであまり探索は出来ていないエリアです。所々アーチクレバスはあります。
- 第4プールへ帰る途中。ロータリーを過ぎた後は最初に通ったクレバスよりも西側にあるクレバスを通ります。
- 第4プールから第3プールへ帰ります。最初に通ったトンネルよりも西側にあるトンネルを通ります。こちらは入り口が大きく開いているので場所は分かりやすいと思います。L字に曲がったトンネルで、一部狭くなっています。天窓から注ぐ光が綺麗です。
大度浜海岸(プール)のルート案詳しくはこちら↓↓
見れる生き物
ブッシュドノエルウミウシ、オニヒラアジ、ネムリブカ、アオウミガメ、ハタンポの群れ、ハナゴイの群れ、アオギハゼなど
ウミガメ情報
ウミガメは地形ゾーンでは見ることはほとんどありません。折り返し地点の開けている場所で1度だけ見たことがあります。ここから水路側に泳いでいくと遭遇確率も上がります。
コメント
大度浜海岸は私が好きなポイントとしても上位に入ります。特にこの大度プールに関してはルートが完成しています。最初から最後まで水深を無理することなく、地形を堪能できます。生き物こそ少ないですが、地形は抜群に楽しいです。
さてこの大度プール、基本線はルート案の通りに行けば良いわけですが、エアに余裕がありそうなときはもう少し沖の地形も楽しめます。ルート案では一番深い場所で-20mですが、沖の岩場のアーチを潜ったり、クレバスを抜けたりするには-25mまで落とす必要があります。と言っても私が知っている地形というのもほんの、ほんの極一部です。地形は探せば探すほど奥が深いですから、いろいろ泳いでみて是非オリジナルの見所を見つけてください。そしてとても楽しい場所があれば是非私も案内してください!!
“【沖縄本島南部】大度浜海岸(プール)” への1件の返信