奥武島
- 所 在 南城市(那覇空港から40分)
- 水 深 0~10m
- 風 向 き ベストは北
- 透 明 度 ~10m
- 難 易 度 初心者から
- ト イ レ 無し
- シャワー 無し
- エントリー ビーチ
- 見 所 マクロ、サンゴ
- 陸の方向 70~80度
ポイント紹介
講習でよく使われている奥武島。透明度が悪くあまり好んで潜られないようですが、実はマクロの宝庫。探せば探すほどさまざまな生き物がいます。水深も浅いので初心者からたっぷりゆっくり楽しめます。またサンゴも凄く綺麗でシュノーケルでも十分楽しむことが出来ます。デバスズメの群れは圧巻ですよ。オーバーハングもあり、その下にはコロダイの巣があります。釣り人がよくいるので釣られちゃわないのか心配ですね。
マクロはキヌハダ系のウミウシや「クロヘリアメフラシ」、透明系の生き物、ほかにも「ガンガゼカクレエビ」や「サザナミヤッコの幼魚」など珍しい生き物が多数。それと同時に「オニダルマオコゼ」や「ガンガゼ」、「ラッパウニ」「ハナブサイソギンチャク」などの危険生物も多数確認しているので注意が必要です。3月ごろからは枝サンゴを覗くとコブシメの卵を見ることが出来ます。6月ごろからは桟橋の先端で「スカシテンジクダイ」が群れています。廃墟を隔てた裏側は円状の根が多数あり、この下を探すとさまざまな生き物が住んでおいて面白いです。過去には「オオウミウマ」も見たことがあります。ただし、こちら側は最大でも-3mほどとかなり浅いのでシュノーケルで探す方が向いています。なお、私はスキューバではナイトでしか潜ったことがありません。
アフターダイブは奥武島の天ぷら!!私のお勧めは魚とモズクです。
駐車場
桟橋の近くに数台止めることが出来ます。ただそこに行くまでの道のりがかなり凸凹しているので、ルートを選ばないと車高が低い車は擦ってしまう可能性があります。
注意事項
- 底が砂地なので巻き上げないように注意が必要です。
- 危険生物も多いので、特に足元には注意しましょう。水深1mほどの場所でもオニダルマオコゼを確認しています。
- 透明度が悪いです。バディのロストに注意しましょう。
- スキューバの講習をよくしているのでうまく分け合いながら海を使いましょう。
- 風向き問わず入れるポイントですが、台風などでリーフの外が荒れている時は強烈に流れます。
- たまにカヤックをたのしんでいる方もいます。
ルート案
シンプル奥武島ナイトルート
- EN後すぐ潜降出来ます。マクロ探しはこの時から始まります。1つ目の根まで降りていきますが、正直、根は数えきれないほどあるので個人的に見て回っている根を書きました。ここに到達するまでにすでにたくさんの生き物に出会うはずです。
- その後もひたすら地を這っていきます。バディとはぐれないように注意しつつ、次の根では「ピグミーシードラゴン」も何度か確認。3月に最後に行ったときは居なくなっていましたが、ポテンシャルの高さが伺えます。
- 次の名の付近では「マツゲメリベウミウシ」が大量に居ます。探せばほかの場所にもいるとは思いますが、1つの海藻に5個体ほど付いている場合もあります。ただし、透明なのでよーーく目を凝らして探さないと最初はなかなか見つかりません。
- エアがなくなってきたらそろそろ陸へ。この時も最後まで目が離せません。陸の向きは70度から80度くらいで良いと思います。反対側の岸にだけ行かないように注意しましょう。
正直奥武島のルートはあってないようなものです。複雑な地形をしているわけでもないので陸の方向さえ間違わなければルートはどこでも大丈夫。どこを通っても何かしらの生き物は必ずいます。
見れる生き物
マツゲメリベウミウシ、キヌハダモドキ、キイボキヌハダウミウシ、ヒメキヌハダウミウシ、キクゾノウミウシ他各種ウミウシ、ピグミーシードラゴン、ニシキフウライウオ、クロヘリアメフラシ、オニダルマオコゼ、コロダイ、ハマクマノミ、オトヒメエビ、ガンガゼカクレエビ、ラッパウニ、ガンガゼ、スカシテンジクダイの群れ、ラッパウニ、ハナブサイソギンチャクなど
ウミガメ情報
私はここでは見たことありません。ただし、過去に目撃情報はあります。年に数回は入ってくることがあるそうです。見れたらスーパーラッキーですね。
コメント
奥武島のサンゴはすごいです。水中マップではほんの一部だけ顔を出していますが、ここから200mほどピンク色のサンゴの群生が続いています。トロピカルな魚もたくさんいるのでシュノーケルで来ても十分楽しむことが出来ます。おおよそ橋の方向へ流れていることが多いので、流れに乗りながらサンゴを楽しむのもありです。水中マップに書いているジャングルジムは、もともとサンゴの養殖使われていたもので、数こそ少ないですが、サンゴがつき、それを住処にデバスズメが集まっています。
奥武島の裏側(廃墟側)はリーフエッジまで水深最大でも-3mほどの浅瀬が続きます。しかし、円状のサンゴの下にはさまざまな生き物が住んでおり、意外と楽しいです。リーフエッジにはクレバスがあり、トンネルがあったりするのですが、それは「奥武島アウト」のポイント紹介で触れることとします。
夏は子供たちが奥武島の橋から飛び込んで楽しんでいます。めちゃくちゃ楽しいですが、橋の下は結構深いのでお気を付けて。
過去ログ集